能登半島地震で被災した多くの人たちが、広域避難をしています。人それぞれ、家族それぞれの事情がある中で、コミュニティーはどう支えになるのでしょうか。東日本大震災の被災者の避難先でフィールドワークをした静岡大学情報学部助教の望月美希さんに聞きました。
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能登半島地震で、長期にわたる広域避難をしている方たちのケアをどうするか。今後そうした議論が大事になってくるでしょう。
私は東日本大震災と原発事故で静岡県などに避難した人たちのことを調べてきました。広域避難時の心のケアでは、コミュニティーの存在が大切だと言われます。そこでの交流は癒やしになり、「日常」のリズムを取り戻すきっかけにもなり得ます。
しかし、コミュニティーは「作るもの」「与えられるもの」ではなく、「できるもの」ではないでしょうか。各地でコミュニティーは疲弊しています。その意味も念頭に置き、改めて議論する時かもしれません。
1人でいたい人にどう手を差…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル